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技能伝承に挑戦する歯科医師

前回ブログで紹介した、若い歯科医師教育のために、技能・技術伝承に東京都世田谷区の松下寛先生の取組の続報をお伝えします。

先回に引き続き、技能・技術伝承のためにマニュアルを製作します。
マニュアルは、ベテランの勘所を若い技術者が真似しやすくするために作ります。
優れた熟練者のやり方を紐解き解明し、マニュアルにしていきます。
熟練者が何気なくやっている勘所、コツ(暗黙知)を明らかにするのです。

歯科診療技術や歯科技工技術は、属人性が高い仕事です。
いくらCADCAMが進化したと言ってもまだまだ人の力です。

属人的作業とは、熟練ノウハウが個人に帰属している状態で、一般的にOJTによりマンツーマンで熟練ポイントを伝承しているのが現状です。
教わる方も大変ですが、教える方も多くの時間を取られてしまいます。
また、経営的には多くの費用が発生してしまいます。

今回のマニュアルでは、松下先生の義歯調整の勘所をビデオ撮影し、分解し、解明していきます。

実は、シンワ歯研でもマニュアルを造ったことがあります。
社員総出で相当時間を掛けましたが、なかなか上手くいきませんでした。
今回の松下先生のマニュアル造りは、森和夫先生が的確な質問と記載すべき項目を即座に判断し、みるみる出来上がっていきます。

ところで、皆さんの職場では、新人教育をどのように行っていますか?
通常は新人の社員が入社すると、ベテラン職員がマンツーマンで教えます。
この手法がOJT(On the Job Training)と言われる教育法です。
丁稚奉公という伝統的な日本の仕組みもOJTの一種です。

若い歯科技工士が早々に離職してしまう一因に、技能・技術取得の難しさがあるかもしれません。もっと効率的に!もっと楽しく!成長が実感できるような教育法を考えなければならない時代です!

個人に帰属している暗黙知を形式知化するために、先ずは、熟練作業者の一挙手一投足とその時々の認識や判断等のノウハウに該当する部分をすべて書き出します。
それが今回挑戦しているマニュアルです。
マニュアルを使うことで、教える方も、教わる方も、もっと効率的に技能や技術の伝承をできるといいと考えています。

熟練ノウハウを持つ団塊世代の大量退職により、日本の製造業の「モノづくり力」が著しく衰退したと言われています。
熟練ノウハウの伝承や共有化への対応がなおざりにされば、日本の競争力、ひいては国力も落ちてしまうかもしれません。
早い対応が求められているのは、歯科技工だけではないかもしれませんね。

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